Obstacles


 Velká Pardubickáでは6900mのコースに置かれた31の障害を飛越します。詳しいコースの見取り図と障害の写真は下記リンクを参照してください。

 

【Pardubice競馬場公式ガイド】

Překážky | Dostihový spolek, a.s.

 

【参考映像】

126. Velká pardubická s Českou pojišťovnou (2016)

125. Velká pardubická s Českou pojišťovnou (2015)

 

126. Velká pardubická s Českou pojišťovnou (2016, Česká Televize)

 

【障害】

1. Živý plot (po startu) / railed hedge

スタート直後に存在する障害。高さ80cmの白い柵を手前に置いた、高さ120cm、幅130cmの生垣障害です。障害としては非常に平易なもの。

 

2. Živý plot s příkopem / railed hedge and ditch

同様に白い柵を手前においた、高さ130cm、幅290cmの生垣障害。この後ろに深さ60cmの空壕が存在します。やや飛越の幅が要求されるため、スピードを持って飛越する必要があります。なおヨーロッパにおいてはこのように障害の後ろに空壕を設置している障害は数多く存在します。

 

3. Malý vodní příkop / small water jump

水壕だけの障害。深さ60cm、幅300cm。Velká pardubickáに出走するようなチェコ障害一流馬が落馬することは殆どありません。

 

4. Velký Taxisův příkop / Taxis Jump

Velká pardubickáにおける最難関障害です。Taxis JumpとかTaxis Ditchとか呼ばれています。障害としては高さ150cm、幅180cmの生垣障害の後ろに、深さ100cm、幅400cmもの空壕を設置したもの。数多くの障害が設置されているPardubice競馬場でも1年に一度、このVelká pardubickáの第4障害でしか用いられません。相当な幅とスピードを持って飛越する必要があり、踏切地点の設定から正確な着地動作まで、全ての面において高い水準が求められ、1つのミスが落馬に直結します。世界的に見ても最難関障害の一つ。

 

5. Irská lavice / Irish Bank

Cross Country競馬に特有の障害。土塁のようなものです。土塁の前後に深さ50cm、幅100cmの空壕を設置し、土塁自体は高さ200cm、幅450cm、最高地点の幅は250cmです。すなわち、馬の動作としては空壕を飛び越えたのち、土塁を一完歩で登り、さらに下って空壕を飛び越えるというものになる。Taxis Jumpまでの障害は高いスピード能力を要求するものですが、この障害はスピードを落として越える必要があります。ここでペースを握る馬が変わることもしばしば。この障害を越えた後はダートコースを走ります。

 

6. Popkovický skok / railed hedge with ditch

高さ130cm、幅200cmの生垣の後ろに幅200cmの空壕を設置したもの。Irish Bankで一端スピードを落とした馬はこの障害に向けて再度スピードを上げることになります。ただしこの障害の直後は急カーブになっており、重複落馬のリスクが高いです。このように障害の直後に急カーブが存在する障害としては、Aintree競馬場のCanal Turnが有名です。

 

7. Francouzský skok / double hedge

高さ120cm、幅110cmの生垣が二つ、幅110cmの空壕を挟んで設置されたもの。映像からはわかりにくいが、これもスピードを持って飛越する必要がある障害です。この障害のあともダートコースになる。ちなみにMerano競馬場にも同様に二つの生垣が並べて置かれた障害(Oxer Grande)が存在します。

 

8-9. Malé zahrádky / small gardens, double railed hedge

いわゆる2連続障害。高さ120cm、幅140cmの障害が850cmの幅を持って設置されているものです。馬の動作としては、最初の障害を飛んだ直後に、前肢での着地の直後に後肢で踏み切って次の障害を飛越するというものになります。一見派手ですが、下級条件戦でも数多く使われる障害であり、落馬はあまり見られません。

なお、ニュージーランドの一部の競馬場やイギリスのSandown競馬場に存在する二連続障害はこれとは異なり、通常の障害が比較的狭い間隔で並べられたものです。ちなみにイタリアのMerano競馬場のCross Country Courseには3連続障害(Doppia Gabbia di Siepi)が存在します。

 

10. Anglický skok / English Jump - ditch and hedge

高さ70cmの柵のあとに幅150cmの空壕を設置し、その後ろに幅120cmの生垣が存在する障害です。この障害のように、障害の前に空壕が存在する障害はイギリスではOpen Ditchと呼ばれています。なにもないのはPlain Fence。

 

11. a Prodloužený taxisův příkop / railed hedge and ditch

Anglický skokを飛んでから大きくカーブしてこの障害に挑みます。80cmの柵を生垣の手前に置き、生垣障害は高さ130cm、幅200cm、その後ろに深さ30cm、幅200cmの空壕を置いたもの。

 

12. Živý plot s příkopem / railed hedge and ditch

60cmの柵を生垣の手前に置き、生垣障害は高さ130cm、幅170cm。この後ろに深さ60cm、幅200cmの空壕を置いたもの。

 

13. Živý plot – seskok / railed hedge and jump

60cmの柵を生垣の手前に置き、生垣障害は高さ120cm、幅130cm。障害自体の難易度は非常に低いのですが、着地地点が踏み切り地点よりも50cmほど低くなっています。従って比較的着地時に前足でしっかりと踏ん張る必要があり、バランスを取るのが難しくなっています。同様のタイプの障害で有名なのが英Grand Nationalに存在するBecher's Brookです。

 

14. Živý plot / railed hedge

高さ80cmの柵の後ろに高さ130cm、幅130cmの生垣障害を置いたもの。Živý plot – seskokのあとに急カーブを曲がる必要があり、この辺りから各馬ペースを落とすことになります。

 

15. Poplerův skok / timber rail

高さ80cmの柵だけの障害。Timber Railと呼ばれるタイプの障害はアメリカSteeplechaseで主に使われます。

 

16. Drop / drop fence

スタンド前の障害。ひときわ盛り上がりも大きくなります。障害としては第5障害のIrish Bankと似たようなもの。深さ20cm、幅40cmの空壕を前後に、高さ110cm、傾斜面の幅220cmという小さな塚。第5障害のIrish Bankよりも高さは抑え目ですが、同様にスピードを落とす必要があります。このような障害はアイルランドのPunchestown競馬場に多数存在します。

 

17. Kamenná zeď / stone wall

高さ85cm、幅180cmの石垣の手前80cmに目印となる丸木を置いたもの。高さは非常に低いのですが、脚をぶつけると確実に落馬に繋がるため、確実に飛越する必要があります。

 

18. Hadí příkop / snake ditch, water jump - jump down

深さ95cmの水壕です。着地点はゆるやかな傾斜面になっており、どちらかというと飛び降り台という側面が強いです。Dropを越えるためにペースを一度抑えていた馬はこの辺りから再度ペースを上げていく必要があります。

 

19. Velký vodní příkop / big water jump

水壕。深さは45cmと抑え目ですが、幅400cmとかなりのものがあります。バテた馬はこの辺りの障害で水しぶきを上げることになります。スピードを持って飛越する必要がある障害。

 

20. Malý Taxisův příkop / small taxis jump

高さ60cmの柵を前に置き、高さ140cm、幅200cmの生垣の後ろに幅170cmの空壕を置いたもの。同様にスピードを持って飛越する必要がある障害です。

 

21-22. Velké zahrádky / gardens, double railed hedge

いわゆる2連続障害。高さ130cm、幅150cmの障害が900cmの幅を持って設置されています。8-9障害よりもやや大型となっています。

 

23. Suchý příkop (za lesem) / dry ditch

深さ90cm、幅300cmの空壕。空壕の前に目印となる丸太が置いてあります。

 

24. Proutěná překážka (Steeplechase skok) / steeplechase plain fence

通常のSteeplechase。幅120cmの柵の後ろに高さ130cm、幅60cmの生垣を置いたもの。

 

25. Živý plot (u hangáru) / railed hedge

80cmの柵の後ろ60cmに高さ130cm、幅130cmの生垣障害を置いたもの。

 

26. Velký anglický skok / big english jump - ditch and hedge

高さ150cm、幅160cmの生垣障害の手前60cmに高さ80cmの白い柵を置いたもの。さらに踏み切り地点に比べて着地地点が40cmほど高くなっています。やや着地時に器用さが要求される障害となっています。

 

27. Suchý příkop (mezi břízkami) / rail and ditch

高さ50cm、幅60cmを持って立てかけられた柵の後ろに幅240cmの空壕を設置したもの。

 

28. Havlův skok / Havel's Jump - railed hedge and ditch

高さ80cmの柵の後ろ50cmに、高さ140cm、幅190cmの生垣を設置し、その後ろに深さ50cm、幅250cmの空壕をつけたもの。ややこしいですが、要するに比較的小型の生垣の前後に空壕があるものだと思ってもらえば。

 

29-31. Proutěné překážky / hurdles

Steeplechase Courseから最後の直線にかけて設置されたHurdle障害。難易度は低いですが、最後の勝負どころということで最大限のスピードを持って越えていく必要があります。