Popular Obstacles


・United Kingdom - Aintree Racecourse (National Course)

 レース映像(2013)(その他)(Course Walk

The Chair (15th)

 高さ157cm(+35cm)、幅91cm、飛越側に183cmの空壕

Becher's Brook (6th, 22th)

 高さ152cm(+35cm)、着地側が15~20cmほど飛越側より低い

Canal Turn (7th, 23th)

 高さ152cm(+35cm)、直後に直角のカーブ

 スペックとして最も大きいのが第15障害のThe Chairです。1862年にJoseph Wynne騎手の死亡事故を起こした障害ですが、その高さに比較すると落馬事故は多くありません。ただしコースが他と比べて狭くなっているため、注意深く飛越する必要があります。また、レース中盤で空馬が多く存在していることも落馬のリスクを上げています(空馬は2周目に入るところで外側へと逃避することが多いようです)。一方の第6障害及び第22障害として使用されるBecher's Brookは、Grand Nationalに存在する数多くの障害の中でも最難関と言われています。着地地点が飛越側よりも低くなっているためバランスを取るのが難しく、ここ10年で27頭もの落馬を引き起こしています。着地側から見た障害の高さは2mを越えます。Canal Turnは障害の高さは勿論のこと、直後に直角のカーブが存在し、重複落馬を引き起こしやすくなっています。障害の構造はこちら

 

・Czech Republic - Pardubice Racecourse

 レース映像(2016

Taxis Jump (4th) 

 高さ150cm、幅180cm、着地側に深さ100cm、幅400cmの空壕

 Velká pardubickáにおける最難関障害と言われているこの障害は、障害の高さこそ際立ったものではありませんが、その巨大な空壕が飛越の難易度を大幅に引き上げています。かつては2mの深さと5mの幅を持つ空壕でしたが、現在では若干易化しています。しかし8~10m近い飛越を要求される障害は馬の運動能力の限界に近く、Taxisの飛越はVelká pardubickáにおけるハイライトとなっています。

 

・Italy - Ippodromo Merano

 レース映像(Gran Premio Merano 2017

Siepone Verticale (7th, 22th)

 高さ180cm、幅90cmの生垣

Fence Grande (10th) 

 高さ190cm、幅300cmの生垣

Oxer Grande (14th) 

 高さ110cmの生垣と高さ150cmの生垣が並んだ障害

 Merano競馬場の公式ガイドはこちら。Siepone Verticaleは幅こそ控えめですが、直後にカーブが存在しているため着地が難しく、Merano競馬場の高い障害に慣れない馬にとっては厳しい障害となっています。さらに重複落馬のリスクがあります。Fence Grandeはスタンド前にある巨大な障害。Oxer Grandeは二つの障害が90cmの空壕を挟んで並べられた障害で、全体の幅は400cm近いものとなっています。いずれも飛越の高さと幅の両方が求められる難所となっています。

 

・France - Hippodrome Auteuil

 レース映像(Grand Steeplechase de Paris 2016

Reviere des Tribunes (5th, 15th)

 高さ100cm、幅100cmの生垣と幅425cmの水壕

Gros Open Ditch (10th)

 幅210cmの空壕と高さ160cm、幅160cmの生垣

Rail Ditch and Fence (19th)

 幅260cmの空壕と高さ160cm、幅150cmの生垣

 Reviere des Tribunesはスタンド前に設置されており、Auteuil競馬場の中でも最もスペクタクルな障害となっています。幅8m以上の飛越を求められ、特に着地地点でバランスを取るのが難しくなっています。Gros Open Ditch、Rail Ditch and Fenceは空壕と生垣を組み合わせた障害であり、Rail Ditch and Fenceは空壕の前に目印となる丸太が置かれています。また、Auteuil競馬場にあるBull Finchは高さ190cmと非常に大きなものです。ただし、この障害はどちらかというと飛越地点から着地地点の観測が難しく、飛越の高さよりも正確な着地が必要となります。

 

・Belgium - Waregem Koerse

 レース映像(ING Grand Steeplechase des Flanders 2017

The Gaverbeek Brook (9th, 18th)

 生垣と水壕(幅750cm?)

 詳しい説明はこちらこちら。かつてはWaregem競馬場の中央を流れていた小川を利用した障害です。大型の生垣障害が目立つWaregem競馬場の中でも最も有名な障害。水壕の幅は現在では500cmになっているという話ですが、世界一巨大な水壕障害と言われています。

 

・Japan - Nakayama Racecourse

 レース映像(中山大障害 2015

大生垣 (7th)

 高さ160cm、幅240cmの生垣

大竹柵 (5th)

 高さ160cm、幅205cmの竹柵

 中山競馬場の襷コースに設置されている障害で、いずれも年に2回飛越します。近年は大竹柵よりも大生垣の方が難関とされています。竹柵障害はフランスに存在するBull Finchに類似していますが、高さはフランスのそれと比較するとやや控えめです。ただし、日本の障害競馬は良馬場で斤量が軽いため、ヨーロッパと比べるとスピードを要求される点が難易度を上げています。

 

・番外編

 Unexpected Final Obstacle

  高さ、幅不明。可動式。